灯油タンクのエア抜き
エア抜きについて
灯油タンクが空の状態で灯油を補充すると、空気の逃げる場所がないため、灯油タンクや送油管に残った空気を抜く必要があります。
灯油の圧力で空気を押し出すため、タンクに灯油を補充する際は、出来るだけ多く補充してください。
灯油を補充したのに空気が抜けない場合は、補充した量が少ない可能性があります。
■オイルストレーナーについて
エア抜きをする部品で、タンクに混入したゴミなどを取り除くフィルターです。
送油管(銅管)に一番最初に繋がっている部品になります。
オイルタンクから送油管(銅管)を辿っていくと、灯油ボイラーの付け根に卵くらいの大きさのオイルストレーナーがあります。
<オイルストレーナーが外側にない場合>
外側にない場合は本体内部にあります。
屋内設置タイプは全て本体の内部にあります。
本体内部にある場合は、エア抜き時、灯油が機器内にこぼれ、部品交換や他の不具合を引き起こす可能性があるため訪問が必要です。
訪問にて症状を確認させて頂きます。
■エア抜き方法(オイルストレーナーが機器外にある場合のみ)
給油後、オイルタンクの送油バルブを開きます。
オイルストレーナーの空気抜きネジをゆるめます。
空気が抜けきると、灯油がネジ部分から染み出てきますので、ネジを元の位置までしっかりと締め付け、染み出た灯油をいらない布切れ(ウエス)等で拭いてください。
<ご注意下さい>
以下の石油給湯機(ガス化比例制御バーナー搭載機器、ガス化バーナー以外の壁掛け式の灯油ボイラー)は
上記の方法ではエア抜きが出来ません。
OTQ-G405AW
OQB-G405WA等のシリーズ
OQB-C4701WS
OTQ-302SAWY
■エア抜き方法(ガス化比例制御バーナー搭載機器、ガス化バーナー以外の壁掛け式の灯油ボイラーのみ)
リモコンの電源を入れます。
ガス化バーナーは電源を入れてから燃焼に約3分かかります。
リモコンの運転ランプが点滅し、余熱が完了したら「点滅」が「点灯」になります。
エア抜き作業は「点灯」になってから始めてください。
お湯の蛇口をひねります。
エラー「110」が表示されます。
リモコンの電源を「OFF」にします。(蛇口は開いたまま)
再度リモコンの電源を「ON」にします。
何度か繰り返すとエアが抜けて点火します。
5回以上繰り返しても、点火しない場合は不具合の可能性があります。
お試し頂いても改善されない場合は、訪問にて症状を確認させて頂きます。
修理受付は以下よりご依頼ください。
1分程度でお申し込みが完了できます。
取り替え製品は以下よりご確認ください。